ERIの卵巣嚢腫治療記録2017

10cm卵巣嚢腫(チョコ)治療の記録です

4月15日*腫瘍マーカーの結果

 

血液検査の結果確認と

MRIを撮ってもらう病院の予約票

を受け取りにクリニックへ。

この日は

はるばる地元からやって来てくれた

母も同行してくれました。

 

名前を呼ばれて診察室へ。

血液検査の結果報告書は

3つありました。

 

腫瘍マーカー

 「生化学検査報告書」

「血液・尿一般検査報告書」

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CRPという項目が異常を示しています。

「体内で炎症が起こっている」

ということを表しています。

炎症の程度が大きいほど

数値も大きくなるそう。

 

「検査成績報告書(Ⅴ)」

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これが腫瘍マーカーの報告書です

CA125CA19-9卵巣がん

CEAは消化器系がん

の疑いを数値で表しています。

 

それぞれの基準値は以下の通り。

CA125:35U/mL以下

CA19-9:37U/m以下

CEA:5.0ng/mL以下

 

私の場合

CA125が1,562.9U/mL

CA19-9が447.1U/mL

 

一瞬

これは何かの間違いではないか

と思うぐらい

とんでもなく高い数値でした。

CA125に関しては桁が2桁も違います。

「自分は癌かもしれない」

 血の気が引きました。

でも

隣に母もいたので

動揺したところを見られまいと

必死に冷静さを装いました。

 

「この結果は確定ではないです。

 最終的には患部を取って

 病理検査してみないと

 100%良性か悪性かは分からない。

 けれど

 非常に高い数値なので

 万が一のことを考えると

 婦人科設備の整った病院で

 手術する方がいいと思います。」

というのが

先生のご意見でした。

 

腫瘍マーカー

腫瘍が悪性か良性かを判断する際

補助的に利用されるものだそうです。

単独での確定診断がつかない理由として

 1. 癌が存在しても増加しないことがある

 2. 癌以外の病気でも増加することがある

からだそうです。

 

「落ち込むことはない」

自分にそう言い聞かせても

不安は増すばかりでした。

 

ここまで高い数値だったにも関わらず

手術後の病理検査で

私の腫瘍は良性だということが確定しました。

ではなぜ、ここまで高い数値だったのか?

主治医の先生のお話では

腫瘍が少し破裂していたのが原因ではないか

ということでした。

 

激痛でクリニックに駆け込んだ日、

実は腫瘍が少し破裂していたのです!

破裂した中身は

古い血液だったので、

そのまま体内に吸収され、

そのタイミングで採血し

検査したため

こんなビックリするような数値になった

と考えられるそうです。

破裂...

そりゃ痛いはずだ (汗

 

良性だと分かるまでは

毎日生きた心地がしませんでした。

生まれて初めて

死というものを意識しました。

 

というのも卵巣は、

「沈黙の臓器」

と呼ばるほど

症状が出にくく、

癌の早期発見が難しい臓器。

何かしらの症状が出てきた時には

進行がかなり進んでいることも

少なくないそうです。

 

卵巣がん検診はないの?

子宮がん検診は聞くけど

卵巣がん検診は聞いたことありません。

実は

子宮がん検診はあっても

卵巣がん検診は

体制が確立されていないそうです。

 (2017年7月7日時点)

 

卵巣は

外との繋がりがない

お腹の中にある小さな臓器。

子宮がん検診のように

細胞を取って検査する

ということはできません。

 

また卵巣がん

急激に進行するという特徴もあり、

年に1回の検査/検診でも

発見しにくいそうです。

 

子宮がん検診のときに

エコーや超音波検査をしてもらったり、

少しでも不安なことがあれば

すぐ相談できるよう

かかりつけのお医者さん(婦人科)を

つくっておくことが

早期発見に繋がるのかもしれません。

 

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今回負担額:¥1,130

初・再診料:125点

医学管理等:250点

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